研究内容
現在、以下の分野を中心に研究を行っています。
1.脳血管障害
■くも膜下出血
・脳動脈瘤の成因の分子生物学的解明
・脳動脈瘤に対する薬物治療の開発
・遅発性脳虚血・脳血管攣縮の病態の解明
・遅発性脳虚血・脳血管攣縮に対する治療法の開発
・脳動脈瘤治療のための血管内治療デバイスの開発
・くも膜下出血発症直後(超急性期)の病態解明
■虚血性脳血管障害
・粥状動脈硬化の病態解明
・粥状動脈硬化の予防法の開発
・虚血神経細胞および血管内皮保護法の開発
・脳虚血や認知機能と酸化ストレスの関連性の究明
■脳内出血
・神経内視鏡手術の開発
■神経再生
・各種脳血管障害後の神経障害に対する幹細胞治療および神経再生療法の開発
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2.頭蓋内腫瘍(脳腫瘍)
■悪性脳腫瘍
・悪性グリオーマの発病機序の分子生物学的解明
・悪性グリオーマの遺伝子治療
・悪性グリオーマの個別化化学療法
・悪性グリオーマの浸潤と髄液播種の病態解明
・抗てんかんによるてんかん予防と予後改善の研究
・抗がん剤副作用軽減を目指した治療法の開発
■良性脳腫瘍
・頭蓋底腫瘍に対する低浸襲的手術法の開発
・各種術中モニタリングの開発
・各種手術支援システムの開発
・神経内視鏡手術の開発
・下垂体腺腫の成長と硬膜浸潤の病態解明
・ホルモンの髄膜腫へ及ぼす影響の究明
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3.神経外傷・その他
■脳神経損傷
・脳神経損傷機序の分子生物学的解明
・損傷後神経細胞の温存と再生方法の開発
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倫理審査を経た臨床研究へのご協力のお願い
以下のような臨床研究・登録事業を行っていますので、ご協力をお願い致します。
詳細については各項目をクリックして下さい。
<共同研究・登録事業>
■再発⼜は難治性の中枢神経系原発リンパ腫におけるチラブルチニブの有効性・安全性及び治療実態を調査する多機関共同後ろ向き観察研究(ROSETTA試験)(倫理委員会整理番号2021-115-2)担当:浅野研一郎
■日本脳腫瘍研究グループ(Japan Clinical Oncology Group; JCOG)における全国多施設共同研究(医師主導臨床試験)
・高齢者初発膠芽腫における予後を予測するバイオマーカーに関する探索的研究「JCOG1910:高齢者初発膠芽腫に対するテモゾロミド併用寡分割放射線治療に関するランダム化比較第III相試験」の附随研究(JCOG1910A1)(倫理委員会整理番号:2020-186) 担当:浅野研一郎
・初発退形成性神経膠腫に対する術後塩酸ニムスチン化学放射線療法先行再発時テモゾロミド化学療法をテモゾロミド化学放射線療法と比較するランダム化第Ⅲ相試験(JCOG1016 試験) 担当:浅野研一郎
・手術後残存腫瘍のある WHO GradeⅡ星細胞腫に対する放射線単独療法とテモゾロミド併用放射線療法を比較するランダム化第Ⅲ相試験(JCOG1303 試験) 担当:浅野研一郎
・初発中枢神経系原発悪性リンパ腫に対する照射前大量メトトレキサート療法+放射線治療と、照射前大量メトトレキサート療法+テモゾロミド併用放射線治療+テモゾロミド維持療法とのランダム化比較試験(JCOG1114 試験)(倫理委員会整理番号:2021-021-1) 担当:浅野研一郎
・再発膠芽腫に対する用量強化テモゾロミド+ベバシズマブ逐次 併用療法をベバシズマブ療法と比較する多施設共同ランダム化第III相試験(JCOG1308C) 担当:浅野研一郎
・初発膠芽腫に対する可及的摘出術+カルムスチン脳内留置用剤留置+デモゾロミド併用化学放射線療法と可及的摘出術+テモゾロミド併用化学放射線療法のランダム化第III相試験(JCOG1703試験) 担当:浅野研一郎
・高齢者初発膠芽腫に対するテモゾロミド併用寡分割放射線治療に関するランダム化比較第III相試験(JCOG1910試験) 担当:浅野研一郎
■ R-MPV療法 高齢者の初発中枢神経系原発悪性リンパ腫(PCNSL) に対して、R-MPV療法、それに 引き続いた放射線治療と大量Ara-C療法を行う際に、高齢者機能評価により治療強度を調整した場合の治療効果と副作用を探索する多施設共同臨床試験(phase II)(医師主導臨床試験) 担当:浅野研一郎
■一般社団法人日本脳神経外科学会データベース研究事業(Japan Neurosurgical Database : JDN) (倫理委員会整理番号2017-1141)担当:浅野研一郎
〈当科主導の臨床研究〉
■くも膜下出血高齢患者に対するクラゾセンタン投与後の体液動態の解析と安全な投与のための血中バイオマーカー測定方法の確立(倫理委員会整理番号2022-112)担当:木下翔平
■青森県における急性脳主幹動脈閉塞症に対するrt-PA静注療法および脳血管内治療の実際調査(倫理委員会整理番号2022-107-1)担当:斉藤敦志
■A1動脈瘤の臨床的特徴を明らかにする(倫理委員会整理番号2022-102)担当:野村優
■頚動脈ステント留置術後におけるASLでの過灌流と既存の白質病変の重症度の関連性(倫理委員会整理番号2022-094)担当:上野浩太
■Low ASPECTSに対する血栓回収術後脳内出血の危険因子に関する検討(倫理委員会整理番号2022-070)担当:木下翔平
■当科入院患者を対象とした腸内細菌叢と脳血管障害との関連についての研究(倫理委員会整理番号2022-050)担当:野村優
■当科入院患者を対象とした口腔内細菌叢と脳血管障害との関連についての研究(倫理委員会整理番号2022-049)担当:水上藍
■脳への放射線照射後の画像変化についての後方視調査:特に微小造影所見の調査(倫理委員会整理番号2022-017)担当:浅野研一郎
■脳腫瘍WHO2021年新分類はグリオーマ生検手術の診断精度向上にて新たなエビデンスをもたらすか?(倫理委員会整理番号2022-016)担当:浅野研一郎
■高齢者における慢性硬膜下血腫の術後予後に関する研究(倫理委員会整理番号2022-011)担当:木下翔平
■テモゾロミドによる副作用の検討-先発品と後発品の差-(倫理委員会整理番号2021-018-1)担当:角田聖英
■二泊三日の慢性硬膜下血腫治療プロトコルについての検証とプロトコル逸脱例の原因についての探索的研究(倫理委員会整理番号2021-160)担当:渡邉亮太
■悪性脳腫瘍手術時の術中迅速診断と術中迅速断端診断における術中簡易フローサイトメータの精度検証と新しいカットオフ値の算定(倫理委員会整理番号:2020-030) 担当:浅野研一郎
■高齢者中枢神経原発悪性リンパ腫(PCNSL)の治療現状と予後不良因子の解析(倫理委員会整理番号:2018-118) 担当:浅野研一郎
■カルムスチンウェーファー貼付を念頭においた術中迅速断端標本の重要性とその正診率(倫理委員会整理番号:2017-1142) 担当:浅野研一郎
■転移性脳腫瘍における症候性てんかん発生の現状(倫理委員会整理番号:2017-1067) 担当:浅野研一郎
■悪性神経膠腫におけるテモゾロミド、ビンクリスチン、インターフェロンベータ、ベバシズマブ、放射線照射による多剤併用療法の治療効果(当院倫理委員会整理番号:2017-187-1) 担当:浅野研一郎
■腫瘍関連てんかんを有する神経膠腫患者を対象に、レベチラセタム単独(増量)群とレベチラセタム+ペランパネル併用群の有効性および安全性を比較検討する非盲検対照試験(臨床研究審査委員会整理番号:研17H29004) 担当:浅野研一郎
■抗悪性腫瘍剤治療による悪心・嘔吐に伴う食欲低下に対するオランザピンと六君子湯の改善効果の比較試験(臨床研究審査委員会整理番号:研17H1001) 担当:片山耕輔
■悪性脳腫瘍に対する抗悪性腫瘍剤治療における薬剤耐性遺伝子検査(倫理委員会整理番号:2014-296)(先進医療A) 担当:浅野研一郎
■脳動脈瘤くも膜下出血のクリッピング術後患者に対し、クラゾセンタンが攣縮に関連するMorbidity/Mortalityの発現割合を低下させることを検討する前向き、二重盲検、多施設共同、無作為化、第III相試験(治験実施番号AC-054-306) 担当:浅野研一郎
■脳動脈瘤くも膜下出血のコイリング術後患者に対し、クラゾセンタンが攣縮に関連するMorbidity/Mortalityの発現割合を低下させることを検討する前向き、二重盲検、多施設共同、無作為化、第III相試験(治験実施番号AC-054-305) 担当:浅野研一郎